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賢狼パニ(ぱにたん)の昔話 23年前、勤務先の会社が倒産しました(泣)

専業トレーダーの孤独な生活

昨日の続きです。

賢狼の采配における難点とは人材登用です。自分で言うのはなんですが、賢狼はその人物の資質を短期間に見抜く事ができます。見抜くといっても絶対的な能力を察知するというよりは、相対的に自分と比べて能力が上か下かという程度ですけどね。そして、実は過去に何度も不遇な結果になってしまった人材登用を見てきたので、どうしても思い切って権限の大きなポジションに社員を抜擢出来なかったのです。

どのようなことかといいますと、要は資質のない人間に過大なポジションを与えると勘違いをして暴走してしまい、本来なら長年勤務できる筈だった社員が退職する事態になったり、下手をすると警察から追われることになってしまうのです。賢狼は平社員の時になんどもそのような状況を見てきていたので、部下を管理職へ登用する決断が常に遅くなっていたのです。どうしても臆病になったのには次のような経験があったからです。(ここから先は、当時の仕事の様子から遡ってお話しますね。数日間の連載になる予定です。)
下書き原稿無しの行き当たりばったり連載ですから、話がいきなり飛ぶこともあります。ご了承ください。尚、連載内容を簡潔に説明すると、「仕事を頑張った>苦労した>多種多様な経験をして見識が広がった>今、偉そうにブログで仕事を語っている賢狼(笑)」。こんな感じです。

タイトル(仮)「勤務先倒産から年収1000万円に登りつめた賢狼パニ(ぱにたん)の昔話」

昔話 第1話タイトル画像

駆け出しの頃の賢狼ぱに(勤め先倒産の状況)

今から23年前、東京のど真ん中に上京して働き始めた賢狼でしたが、勤めた会社がわずか6か月で倒産するという笑えない状況になりました。当時20歳だった賢狼は社会経験不足から仕事を自分で探す方法すら簡単には思いつかずに途方に暮れていました。なぜなら、倒産した会社の寮に住んでいたので職を失うと自動的に住居も失ってしまうからです。当時はスロットの「アニマル」や「リノ」にハマっていましたので慢性的な貧乏でして、自分で部屋を借りる事は貯金が無いので無理でした。更に給料が二カ月以上の遅配となっていて、同僚同士で食費を融通し合わなければ食事すら食べられないような状況で働いていたのですが、ある日突然、社長から声が掛かりました。

へ? まじで?

忘れもしない、時は23年前の10月28日夕方17時頃、社長が「パニちゃん、ちょっとこっちへ来て」と社長室へ招かれました。ソファーに腰を落として賢狼はウキウキしていました(・∀・)。なぜなら、心の中で「やった~、遅配分の給料が貰えるんだ~」 と想像していたからです。給料をもらったら新宿駅東口の大ガード側の回転ずし店「元禄寿司」でお寿司を食べて、その帰りにスロットを打ちに行こうなんてドキドキしながら社長が金庫を開けるのを待っていると、社長はおもむろに煙草に火をつけてこういったのです。

社長 「ぱにちゃん、私はいろいろと手を尽くしたが駄目だった。悪いけど三日後にうちの会社は倒産するよ。」

それを聞いて

賢狼(心の中)( ヽ(#`Д´)ノ は? 何を言ってるんだ、この人は? え? ちょっと待って。いかんいかん、冷静にならなきゃ。)

と、平静を装いながら社長の次の言葉を待ちます。

社長 「取引先へ振り出した小切手が不渡りになったから、もう事業の継続は無理なんだよ。パニちゃんさえ良ければ取引先の社長に雇用してもらえるようにお願いしてみるけど、どうする?」

賢狼(心の中)(おいおいおい、話の展開が早すぎるぞ、コラ(゚皿゚メ) 先月もさくら銀行から14時40分頃に事業資金の残高の件で緊急に社長と話がしたいと電話があったが、やはり駄目だったか・・・。開口一番で倒産を告知して、二言目で再就職先斡旋のお知らせって、ちょっと考える暇が無さすぎ。)

賢狼 「はい。よろしくお願いしま~す(・∀・)」

こうして、社長にとっては数十年も頑張って5階建ての自社ビルまで建てた事業が挫折してしまい、その下で働いていた社員3人は東京の秋空の下、路頭に迷うかどうかの瀬戸際に追い込まれたのでした。(明日へ続く)

昔話 第一話文字数

この記事の拍手コメント

2017.04.27 23:25 nekokuti

楽しみです。ネガティブサラリーマンより。

2017.04.28 10:17 おたけ

ドラマチックな展開で続きが気になります!  

コメント

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