専業トレーダーの孤独な生活

パニック障害を患っていましたが、ほぼ回復しました。SBI証券で取引。ニックネームは賢狼パニ。皆さんからは「ぱにたん」と呼ばれています。2017年10月13日よりシステム取引による専業トレーダーを目指すことにしました。2018年春の相場復帰を目標にブログを書いたりyoutube動画を作ったりしながら、仕事と貯蓄を頑張りたいと思います(・∀・)

昔話シリーズ

賢狼パニ(ぱにたん)の昔話 第17話 「違った考え方」

昔話タイトル

今回の登場人物

賢狼パニ(・∀・)
近隣の支店長A( ・Д・)さん
前三号支店長Y(`ハ´ )
近隣の社長Bさん

忘年会シーズン

3号支店長として勤務を始めて最初の冬がやってきました。冬と言えば忘年会の季節です。賢狼の働いている業界では昔からの慣例で、地域の同業他社の社長さん達が一同に集まり忘年会を催します。約12名の出席者が居る中で社長ではなく支店長の身分で出席している人は4名しかいません。支店長といっても権限は限りなく社長と同等なので社内では圧倒的な地位なのですが、社外的には非常に弱い立場となります。

同業組合では弱い立場の支店長

皮肉なことに12名の同業他社が集まった中で、わっちの会社は事業規模的には上から3番目となります。売上高と従業員数では他社の社長さんが経営されている事業所と比べて倍近い大きさの規模だったりするのですが、立場的には最下位となります。なぜならば、前三号支店長Y(`ハ´ )が消息不明となってわっちがこの地に就任したのは半年前なので、わっちは新参者扱いとなるからです。

この地域での序列としては上位8社は全て社長さんが営む会社ということになり、下位4名はすべてが支店長が管理する会社なのです。業界団体組合の会議などでは、発言権もありますし他の社長さんと同じく一票を投票することもできるのですが、実際には支店長の立場でその地域の業界団体組合に対して発言権はないのです。

当然ですが同業他社の集まりでありますので、業界全体のメリットを追求していこうという組合になりますが、内情は派閥があって足の引っ張り合いもあるドロドロの集団なのです。しかしながら、このような団体を作らない事には事態は最悪の形となってしまいます。全員が自分の利益だけを追求すると不当な値下げ競争などを誘発して、全員が不利益を被ってしまうからです。また、同業他社で横のつながりがないと、不良従業員を雇用する可能性もあるのです。

同業組合と社員の仁義

営業マンは顧客情報を把握していますし、懇意にしている顧客を多く抱えています。もし、この営業マンがヘッドハンティングされた場合、顧客ともども他社へ移籍してしまう可能性があります。これは業界全体で見れば不良従業員だけが得をして、会社的には損をするだけなので、すべての会社の社長さんが最も嫌う行為となります。例えるならトヨタ自動車の営業マンが日産自動車へ移籍するようなものです。顧客の中には営業マンへの親近感から次に購入する車は日産車に変更する顧客も当然ですが出てきます。

営業マンには職業選択の自由がありますし、消費者もどこの車を買うかは自由ですが、他社の名前で営業していた時の顧客との繋がりをそのまま移籍先の会社で活用することは、営業マンとしての仁義に反します。そういった行為を防ぐために、地域には必ず同業社の組合があるのです。

賢狼パニ(・∀・)は他の支店長さんと仲が良い

お互いに支店長と言う事もあり、気軽に相談もできますので、普段は他社の支店長さんと一緒にご飯を食べることもあります。お互いの悩みを相談したり、待遇面での差を比較したりとあれこれ情報を交換するのが目的です。

賢狼パニ(・∀・) 「ねえねえ、今度の忘年会はわっちひとりで参加しても大丈夫?」

と近隣の支店長A( ・Д・)さんに相談したら、

近隣の支店長A( ・Д・)さん 「う〜ん、消息不明になった前三号支店長Y(`ハ´ )の件で迷惑を掛けたし、今回は社長も同席した方がいいんじゃないかなあ?」

とアドバイスをしてくれました。それで早速、社長に電話すると社長はこちらからお伺いをするまでもなく出席を考えていたそうです。さすが、そこらへんの感覚は見事だなと思います。

忘年会当日

午後6時に始まった忘年会に社長はちょっと遅れて登場しました。わっちの社長は遠方からの出席なので遅れても仕方がないと思います。全員が集まった所で乾杯となり宴は徐々に盛り上がってきます。社長は賢狼と違って歌もうまいしお酒も飲めます。普段から社長は飲み屋などで大騒ぎするのが大好きな人ですから、

賢狼パニ(・∀・) (相変わらず騒ぐのが好きな社長だなあ〜)

と心の中で感じていると、隣の席にいた近隣の支店長A( ・Д・)さんが賢狼に話しかけてきました。

近隣の支店長A( ・Д・)さん 「お前のところの社長って、いい人だなあ」

賢狼パニ(・∀・) 「そうですか?普段からお酒が大好きなだけですよ」

近隣の支店長A( ・Д・)さん 「いやあ、俺はそうは思わないなあ。普通、こういった業界団体の忘年会などでは見栄を張る人が多いけど、お前の社長はわざと場を盛り上げるために頑張っているんだよ。もし俺のとこの社長が今ここにいても、ああいった頑張りは絶対にしないな。お前はまだ若いから気が付かないかもしれないけど、お前の社長はお前の為に頑張っているんだよ。」

それを聞いて賢狼はふっと思いました。

賢狼パニ(・∀・) (なるほど。社会的地位が上になるほど、違った考え方があるんだなあ。平社員が宴会で騒ぐのとは違うんだなあ。支店長として働いていると、平社員の頃とは比べ物にならないほど勉強になるなあ)

近隣の社長Bさん

全員が気分良くお酒を飲んでいる時に、賢狼の会社からほど近い所にある会社の社長Bさんが、わっちと社長の席の隣に座ってこのようなことをうちの社長に話し出しました。

社長Bさん 「よお、社長さん。実は俺は消息不明になった前三号支店長Y(`ハ´ )のことをあまり信用してなかったんだよ。なぜだか分かる?あいつはたまに自分の社長の悪口を言う事があったんだよ。俺はねえ、自分の会社の社長のことを悪くいう社員ってのを良く思わないんだよ。たとえそれが他社の社長のことでも、聞いていて気分は良くないからねえ。それに比べてこの賢狼ってのは大したもんだよ。俺と幾度となく会話をしても、あんたを褒めることしかこいつは言わないからねえ。俺がそれとなくあんたの悪口を言っても、こいつは決して同意することなく否定していたからねえ。俺の会社にも支店長が3人いるけど、どいつもこいつも俺の悪口を外で言ってやがる。あんたは非常にいい人材を今度の支店長に抜擢したんだな」

社長 「いやあ、こいつはうちのエースですから。今後ともこいつをよろしくお願いしますよ。」

社長Bさん 「あんたが羨ましいよ。あんたには悪いけど前任者は人選ミスだな。」

こんな感じで、ちょっと気まずい雰囲気もありましたが、やはり経営者というのは見ている視点が違います。人間誰しも好き嫌いもありますし、陰口を言ったりしますが、会社組織で陰口は好まれるものではありません。陰口からは何も建設的な意見は生まれないからです。また、近隣の支店長さんが言うように、忘年会などの席ではその年に起こった嫌なことを忘れる会なので、明るく振る舞うのが礼儀なんだと初めて学んだ賢狼パニでした(・∀・) 

この記事の拍手コメント

2017.08.27 22:02 名無しさん
勉強になりました

2017.08.28 05:01 名無しさん
Every dog has his days って奴ですね。

2017.08.28 07:25 名無しさん
昔話、面白くないよ ヽ(`Д´)ノ

2017.08.28 08:13 名無しさん
久々の昔ばなし面白かったよ、続き楽しみだ

2017.08.28 19:33 名無しさん
なんで昔話や派遣での立ち位置を自慢げに話せるのか理解できない・・・現在最底辺の暮らしをしてるのも全部自分に甘いからでしょ?

2017.08.28 22:20 名無しさん
社会人時代の昔話は読みごたえあります。今後もちょくちょく書いて下さい。

2017.08.28 23:08 名無しさん
リクエストにお答えいただきありがとうございます。続きも楽しみに待っております。

2017.09.08 16:03 名無しさん
>なんで昔話や派遣での立ち位置を自慢げに話せるのか理解できない ←駄目な人材にとっては、当然の考えや単なる事実の記載でも、こう聞こえちゃうんだよなw
 
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賢狼パニ(ぱにたん)の昔話 第16話 「中小企業」

昔話16話

今回のお話の登場人物

賢狼パニ(・∀・)

賢狼が3号支店で勤務を始めて最初の年末です。年末といえば忘年会ですが、支店長になると取引先を一同に集めて忘年会を開催したりと、本社の平社員時代とは比較できないほど会社外での業務が増えます。お酒を全く飲まない賢狼パニですが、飲めない人でも割と快適にお酒の席を過ごせる時代になってきました。

下戸に快適な世の中

昭和の時代にはサラリーマンは下戸でも無理をして飲むのが当然といった風潮でしたが、平成の世はその点が違います。日本社会が成熟するにつれて、他人に無理強いをして飲酒を勧めるのはパワハラ(パワーハラスメント)に該当するので、「わっちはお酒が飲めません」と一言、言えばそれで済むのです。

賢狼パニ(・∀・) 「オレンジジュースをお願いします」

身長180センチの大型人間な賢狼パニですが、体格に似合わずアルコールを摂取するとコップ一杯のビールでも「ふうふう、苦しい」となってしまいます。実は本社勤務の頃に会社の慰安旅行で調子に乗ってビールをジョッキで飲んだことがありました。その後に上司と一緒に温泉に浸かっていると、

上司(^ω^)  「おい、パニ。お前の背中に紫色の斑点が無数に出ているぞ。どうやらお前はアルコールを消化する酵素が少ない体質みたいだから、注意した方がいいかもしれんな」

と、言われたのです。どうりで簡単に酔っぱらってしまう訳です。酔っぱらうというのは正確な表現ではなく、酔いが回る前に、気分が悪くなってしまうのですから「あ〜暑い。ビール飲みて〜」みたいな気持には全くなりせん(´・ω・`)

業界団体の忘年会に出席

業界団体の忘年会は、基本的に社長さんが出席する忘年会です。本来は社長が出席するのが通例ですが、多忙な社長は代理として賢狼に忘年会へ出席するように伝達をしてきました。

賢狼パニ(・∀・) 「ああ、めんどくさいなあ。夜18時からの忘年会だけどお開きが深夜2時頃だって聞いてるし、そんな暇があったらアニメをみたいなあ」

と、渋々ですが忘年会会場へ顔を出します。しかし、意外とこれが有意義な時間だったのです。普段は接することのない会社経営者の方々と話をすると、自分の知らない価値観や判断基準のお話を聞けたりして、とても刺激的だったのです。

賢狼パニ(・∀・) 「ははあ、社長は多忙を理由にわっちを代理出席させたけど、この場で何かを学べという意図があるんだな。忘年会に出席している人も凄いけど、うちの社長も凄いや」

このような感じで、平社員時代には「仕事=働くこと=賃金を得ること」と思っていましたが、経営幹部として会社の経営や運営に携わると「仕事=自分の成長=理解度を深める」という考えになるから不思議なものです。ポジションが社員を育てるといいますが、まさにその通りだと3号支店の支店長になって、その言葉の意味を身をもって体験出来ました。

賢狼パニ(・∀・)の働いていた業界

賢狼の勤めていた業界では基本的に支店展開などはしません。一国一城の主でも十分に儲かりますし、手広く業務をするにはリスクが高過ぎるのです。社長をやっていれば年収は2000万円以上になりますが、膨大な業務と労務を管理するのが大変なのです。支店を作って手広く運営できれば社長の所得も倍増すると考えるかもしれませんが、決してそうではないのです。

この昔話シリーズでも支店長がジャンプ(業界用語で突発退職)する様子を書いていますが、会社の経営者になりたいと自分で考えて事業を興し社長になった人と、普通の勤め人として入社して会社の役員になった人とでは、資質が根本的に違うのです。社長は会社の債務に対して個人保障をしていますから、会社が倒産したり事業が傾けば、社長の個人資産は全て失ってしまう危機に瀕し、更に多額の負債まで抱え込むリスクがありますが、雇われ人の支店長は所詮ただの勤め人ですから、逃げ出すことが容易なのです。

会社組織を大きくすると、本部機能など小規模の会社には必要のなかった間接部署の設置が必要になりますし、何よりも大量の社員を雇用するのが困難になってきます。大企業では黙っていても求職者が殺到しますが、中小企業は常に人材難に悩まされます。高給を払えば人はいくらでも集まりますが、それだと収益が出ません。また、高給を払ってもそれに見合っただけの仕事内容を消化できるほど優秀な人材が集まる保証はどこにもないのです。中小企業は会社の社会的ステータスも高くありませんから、献身的に働く社員を発掘するのは大企業に比べて不利なのです。

ラーメン屋を想像してみてください

美味しいラーメン店は日本には無数にあります。でも、その殆どが個人経営のお店です。よくても、その地域に二号店が存在する程度の規模が大半ではないでしょうか?天下一品や一風堂みたいに、全国展開する規模までラーメン店を大きくするのは、ラーメンの味も大事ですがそれ以上に企業経営と運営の手腕が必要なのです。規模を大きくする過程で間接部門の設立が必要となり、これを失敗すると本業の収益を吹き飛ばしてしまう事が起こってしまうのです。

賢狼の会社も基本的には支店展開に向いていません。しかし社長にはそれでもチャレンジしたいという夢があるから支店を設立するのですが、2号支店や3号支店の支店長みたいにジャンプしてしまうケースが多いのも中小企業の現状なのです。産みの苦しみと言えば適切かもしれません。

この記事の拍手コメント

2017.07.16 10:32 名無しさん
こんにちわ 生活コストについて教えていただきありがとうございました 日曜月曜とパチンコに勝ったら、専業に大きく前進ですね 楽しみにしています 暑い中お体ご自愛ください
 
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