スポンサーリンク

賢狼パニ(ぱにたん)の昔話 第8話 「コンチ4X」

昔話シリーズ 第八話タイトルロゴ

今回の主要登場人物 機種の紹介

 

2号支店 支店長Y(`ハ´ )
2号支店 副店長Z(´・ω・`)
本社主任 賢狼パニ(・∀・)
コンチ4X

 

どうにか状況は落ち着いて、再びのんびりとした日々が始まりました。時は西暦2001年です。前年にはパチスロの遊技スタイルに大変革をもたらした「獣王」が日本中のホールでガオ~と吠えまくっていた時代です。従来のスロットは子役集中とビッグボーナス、レギュラーボーナスを搭載した俗にいうAタイプが主流だったのですが、2000年前後からBタイプやCタイプといったカテゴリーの機種がホールに顔を見せ始めて、2000年にはATタイプ機の獣王が世に登場したのでした。

コンチ4X

そして、この西暦2001年こそ、わっちのスロット人生で生涯最高獲得枚数21500枚を叩きだした記憶に残る年となったのです。 その日に打った機種は2001年にアルゼから発売された「コンチ4X」(コンチフォーエックス)というパチスロ機です。この機種は「コンチネンタル3」の後継機として世に登場しましたが、中身は全く別物です。スペックはBタイプでツインBBを搭載し、AT「スーパーラッシュ(SR)」で出玉を増やす仕様です。そしてこの機種の最大の特徴は最高設定6の機械割が168%という点です。とても重要なので繰り返します。
 
「設定6の機械割は168%」

 

その当時に大人気機種だったAタイプ「大花火」の設定6が150%だったことを考えても、コンチ4Xの尋常じゃない性能には驚かされます。ガンダムとシャア専用ザクの性能を掛け合わせたような仕様で、設定6を掴んだと確信した瞬間は脳汁が溢れだすだけでは済まずに、まさにヘブン状態となってしまうのです。実機を打った事が無い方は「へっ?ガンダムとシャア専用ザクの性能を掛け合わせたスペックってどんだけすごいの?」と思われるかもしれませんが、理論上はこのような計算式でその驚愕のスペックを語ることができます。ガンダムを研究・開発したアムロの父でさえ驚いてしまうような「コンチ4X」の一日の期待値とは、12時間営業と仮定して1時間あたりに750ゲーム消化した場合・・・

 

12時間X1時間に750ゲーム消化X1ゲームコイン3枚(60円)X利益部分68%= 367,200円

 

これが4号機時代の名作機「コンチ4X」の性能なのです。実はこの機種は4号機時代のみならず歴代のパチスロの中でも1・2を争う爆裂機としてその名を歴史に轟かせているのです。

 

ちなみにこの時代のスロットの設定1は大抵が94%~89%でしたが、それらはまだ良心的なほうで、中には知らないで打つと全く出ないので「この台は絶対に故障している」と思ってしまうような機械割78%(デートライン21=1.5号機)という機種も存在したほど恐ろしい仕様でして、文字通り福沢諭吉さんが1日で軽く12人~15人はお財布の中から行方不明になってしまうほど、過酷な戦場だったことも忘れてはなりません(`・ω・´)

エスパス日拓タワー店4階で休日を過ごしていた賢狼パニ(・∀・)

週末の日曜日にウキウキしながらエスパスに向かった賢狼でした。実はこの日の二日前に仕事帰りの夜20時45分から新台として導入されたコンチ4Xを打ったのですが、2時間で20万円ほど勝ったので、「えっ、何この機種、ものすごい!」と得体の知れない出玉性能に感銘を受けたのでした。そしてその翌日も仕事帰りにコンチ4Xと2時間ほど戯(たわむ)れるとまたしても10万円ほど勝ってしまったのです。

 

「すごいな」

 

それで、次の日曜日に「コンチ4X」を1日中打ってみたいと考えたのです。そして開店の10時から打ち始めましたが、お昼過ぎの12時30分まではSR(スーパーラッシュ)が続かずに思うように出玉が伸びません。しかし、2時間30分ほど打っても投資は1万円で済んでいます。「設定は悪くなさそうなんだけどね( ・Д・) 」と思いながら打ち続けていると、午後13時に突入したその日6回目のSRから賢狼のパチスロ人生で生涯最高の瞬間が始まったのです。

 

当時のスロットコーナーは1500枚(約3万円分)のコインが入る長方形の大きな箱が主流だったのですが、それがあっという間に満杯になっていきます。最初は「楽しいなあ~」と打っていたのですが、二時間経過した頃から賢狼の両隣りが空き台となりました。隣で爆裂が止まらなくなり、自分の打っている台の挙動が最悪だと、さすがに席を立ちたくなりますからね。新台の人気機種にも関わらず空き台の時間が長くなっていきます。そして、頭上の箱を置く場所はすでに3箱置いているので、席の後ろにも黄色い箱が別積みされ始めました。

 

「えへっ、もうそろそろ店員さんが注目してくれるかな(・∀・) 」と考えていると、ついにマイクを持った店員さんが賢狼の真後ろで別積みの箱を整理しながら店内アナウンスを始めました。低音でドスのきいた声で、

 

「4階~新台、コンチ4Xコーナーから1178番台、ラッシュが止まりません~~。早くも6箱目突入~。、ただいまのお時間~、若干ですが~新台コンチ4Xコーナーに空き台がございます。空き台をお探しのお客様は~、4階~、コンチ4Xコーナーまでお回りください~」と、例のマイクパフォーマンスを始めました。

 

「くう~~、これこれ、この瞬間が至福の時~~(・∀・) 」

 

そして、午後19時頃、さすがに爆音と目の前の強烈な光のせいで頭痛になってしまった賢狼はそろそろ帰宅しようかなと考えていた頃には、店員さんはこんなアナウンスをしていました。

 

「4階~、コンチ4Xコーナーから~、1178番台~、止まりませ~ん。本日~14箱目(42万円突破)のスーパーラッシュスタート~。当店が~誇る~自慢の爆裂機~、コンチ4X。コンチ4x。コンチ4x。只今のお時間~若干の
空き台がございます、4階~新台、コンチ4xコーナーまでお回り下さい~」

 

それを聞いて数人がドドッとコンチ4xコーナーに走って来るのですが、みんなすぐに空き台に座ろうとしません。なぜなら・・・ 別積みを含めて14箱も積んでいる台の両隣しか空き台が無いからです。どう考えても両隣りは設定1のはず。頭上のデータ表示機の数字もそれを物語っています。
 
「こんなに爆発している台の隣では打ちたくないんじゃね?(・∀・) 」

 

現在の1000枚入り箱だと22箱換算のコインの量です。まさにそこだけ別世界で煌々と光り輝いています。これが賢狼の自己ベストのお話でした。ちなみに生涯2番目に出した枚数は17498枚でそれはつい去年のことです。2016/10/28(金) ハーデスで17498枚獲得

コメント

スポンサーリンク
スポンサーリンク